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[ 文庫 ]
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純情ババァになりました。 (講談社文庫)
・加賀 まりこ
【講談社】
発売日: 2008-08-12
参考価格: 560 円(税込)
販売価格: 560 円(税込)
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・加賀 まりこ
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カスタマー平均評価: 4
純情ジジイになりたい 私も純情ジジイになりたいと思いました。女優、加賀まりこさんが子供時代、親や周りの人々に影響を受けてきた様子や、仕事、プライベート問わず出会った人達とのやり取りが、ユーモア交えて鮮明に書かれています。私はこう!と自分をもって行動、発言してきた様が読んでいてとても快感です。そして、(私は20台後半ですが)子供の頃によく親に言われていたな、とちょっと心がチクリとするような一言が随所にちりばめられています。自分に正直に生きる事、厳しく生きる事、そして、自分を信じて生きていく事の大変さと大切さが伝わってきました。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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ジャパナメリカ 日本発ポップカルチャー革命
・ローランド・ケルツ
【ランダムハウス講談社】
発売日: 2007-05-24
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
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・ローランド・ケルツ
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カスタマー平均評価: 3.5
麻生"マンガ"太郎失速の昨今 そもそもが、本書は日本人向けに書かれたものではない。アメリカ人が英語話者を前提に日本のマンガ、アニメを解説した本の翻訳版であって、その上で判断するならば、日米両方のポップカルチャーに当分に目配りするバランスの良さは特筆ものだと思う。たぶん、デイブ・スペクターの次くらいにすごいのではないか。というのは冗談であるが、著者の強みは村上春樹とマブダチであることであろう。したがってさすがにインテリ向けに抑えるべき情報はきちんと抑えてあり、クールジャパン万歳、みたいなバカ本を何冊読むより本書一冊(加えるなら遠藤誉の『中国動漫新人類』あたりか)を押さえておけば良さそうである。我らが総理もマンガばかり読んでいないで本書を一読すれば、マンガとアニメの発展にアニメの殿堂などの箱モノではない「何か」が必要だったことに気づいたはずなのである。ただ、我が国が核被爆国であることと(つまりその「トラウマ」と)マンガ・アニメの世界の終末観をムリヤリ関連づけようとするところは読んでいて気になった。
戦後日米関係を感じながら 単純な「アニメはCOOL!アニメばんざい!」といった本ではない。インタビューや取材を軸に、アメリカでの
アニメの受容のされかた、日本の送り手側の舞台事情、日米間での流通や配給関係の契約(力関係)の
変遷などを幅広く取り上げ、ひいては戦後の日本の「立ち位置」を考えさせる。
その分、純然たるアニメ業界人やアニメマニアには「この業界の理解が足りない」「あの作品が取り上げ
られていない」といった不満が生じるかもしれないが、それは筆者の意図を読めていない的はずれな
批判に思える。
「自国の文化や自分個人の趣味をヨイショされるのが気持ちよくて、海外アニメブームを取り上げた本や
記事を読む」人にはお勧めしないが、異色の大衆文化論として読む価値がある良書だと思う。
日本のアニメビジネスが持つ問題点をズバリ指摘 著者は日本のアニメビジネスが持つ問題点を「本来なら世界中で大きな収益を上げる業界へと発展しているはずの時期に、アニメ業界が苦境に立たされているという状況は、実業界だけではなく、日本社会全体の問題を象徴的に示している」と指摘している。確かに世界のアニメの65%を占めているのであれば著者の言うように、もっと収益があってもいいはずである。
所々に鋭い指摘が見受けられるが、明らかに違っていると思われる点が幾つかあった。
1)手塚プロの清水義裕氏を50代後半としているが氏は1958年生まれの40代後半。
2) トムス、東映アニメーション、サンライズの三社が投資協同組合を形成してアニマックスを立ち上げたとあるがこの三社は株主の一員である。アニマックスはソニー・ピクチャーズ傘下。
3)「『シンプソンズ』の成功はアメリカのテレビ視聴者が、ゴールデンタイムでも、アニメを見るという証になった」とあるが、ハンナ・バーバラ製作の『フリントストーン(原始家族)』が1960年にABCのプライムタイムで初めてオンエアーされ大成功を収めている。
とにかく楽しく読めました! おもしろく、読みやすかったので、一気に読んでしまいました。
こういうテーマの本はよくあるかと思ってたけど、
アニメ業界のビジネス的・経済的な舞台裏事情をこんな風に書いた本は初めてなのでは。
本来はアメリカ人向けに筆者が書いた本の日本語翻訳版なので、
非常に新鮮な感覚で読めたし、「そうか、日本はこういう風に見られているのか。」
と自分でも自覚していなかったことに気付かされた感じです。
確かにアニメやマンガを切り口に語られているけど、
単純にその作品の紹介や、今いかに日本がクールであるかを語るのではなく、
アニメやマンガ業界の背後にある裏事情とか、日米が文化的に影響を与え合って来た経緯など、
内容はかなり広範囲に渡っていて、勉強になりました。
アメリカ人作家の作品なので、よくありがちな、日本人にとって「誤解だよ!」と思えるような
内容が書かれているんじゃないかと少し心配だったけど、
ちゃんとした事実を元に、中立的な立場で書かれていたのでよかった。
関係者とのインタビューから得たと思われる内容が主体となっている部分もあれば、
作者が自分自身の洞察や分析/仮説なども交えて語っていてる部分もあり、
そのクリエイティブな視点には何度も感心させられました。
オタク向けというよりは、一般読者にも分かりやすく、興味の持てる一冊なのでは。
文化的にもビジネス的にも、広く今の時代の国際関係に関心を持つ人にもおすすめ!
日本のアニメはクールらしいが 日本人とアメリカ人のハーフの(やや年長の)筆者が日本のアニメやゲームがクールということを訴えている。
出てくる作品はいかにもアメリカ人が好きそうなのばかりで、新鮮味が希薄であった。
「もっと違うのもあるんだよ」
アメリカで日本カルチャーを売り込むのを商売する人向けと思う。
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[ ムック ]
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TVスター名鑑 (2009) (TOKYO NEWS MOOK―TVガイド (通巻123号))
【東京ニュース通信社】
発売日: 2008-10
参考価格: 980 円(税込)
販売価格: 980 円(税込)
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カスタマー平均評価: 5
毎年買ってます 今年も買いました。テレビを観ていて知らない芸能人とか出てくると、よくページを開きます。男女スター、子役、グループアーティスト、文化人、キャスター・解説者・リポーター、東京・大阪・名古屋・WOWOWのアナウンサーなどの名鑑が掲載されています。物故者も巻末に掲載されています。誕生日別は今日の誕生日の人を調べるのにとても便利です。80円値上がりしましたが、6500人も掲載されてるので安いと思います。ただ今年もNHKアナウンサーが掲載されていないのは不満です。公共放送なのだから拒否しないでほしい。また一年間テレビのお供にお世話になります。
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[ 単行本 ]
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SMAPクロニクル
・篠原沙里
【作品社】
発売日: 2008-07-10
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
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・篠原沙里
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カスタマー平均評価: 4
目新しさはありませんでした。 著者自身がSMAPファンであるから、同じファンとして同じ目線で書かれているから、共感を持てる箇所は多い。ただ、そこに精神分析的な要素を無理やりくっつけている感は否めない。それと、ファンであれば、あまりにも知りすぎているエピソードばかりで、残念。SMAPと仕事を一緒にした人の話が書かれているということで、かなり期待したけど、結局はテレ東のスタッフくらいじゃない?あとは結局は引用レベルだから。
ちょっと難しいかも? SMAPとの20年… 自分がなぜSMAPファンなのかを確認できる本です。 SMAPの絆の強さが伝わって、所々グッときます。あの時のSMAP×あの時の自分の思い出…。 ただSMAPと現代社会とを絡めていたりするので多少?難しいかもしれないです。
「アイドル」と「日本文化」の深層、という副題 副題の取り合わせの妙に惹かれて購入しました。
本書はSMAPという国民的アイドルが歩んだ出来事と並行して、平成の日本社会の変容が描かれています。ファン心理では「アイドルand私」という図式の中で終始しそうな関係性ですが、日本(および世界?)という大きな枠の中にSMAPを置いたとき、初めて彼らの影響力の大きさ、そして芸能界で生き延びてこられた強さを知りました。
暴露本の類ではないので、そっち方面に興味がある方は物足りないかもしれませんが、もしかしたら、もっと大きな現象を暴露しているのかもしれない本です。個人的には「閉じた空間であるオウム真理教」と「外界という現実へ落ちてみせるSMAP」や、ホリエモン、中田選手と同年代のSMAPの比較にうならされました。
コンサートにも行ったことがなく、熱心なファンというわけでもありませんが、同時体験しているような臨場感あふれる場面が多いです。また附録の年表には、「SMAP」「日本と世界」「私のクロニクル」(ここだけ空白)という欄があり、自分史を書きこめるようになっています。古い手帳の束を持ちだして、ちょっと書いてみようかと思案中です。
-☆1の理由は、読んでいるときカバーのビニールがぺたぺた腕に張りついたからと(季節柄しょうがないですね)、目次の在処がわかりにくかったから(ちゃんと最初にありました)。
読み始めると、もう涙、涙、涙 これまで見たこともないくらい、美しい本です。本棚に永遠に置いておきたくなるくらいです。読み出すと、第1章の「愛ラブSMAP」最終回の時のプロデューサーさんの語る話??「もうお前らは大きくなったんだから…」というところで、もう涙がとまらなくなってしまいました。そんなことがあったんだ。森君の脱退、中居くんの涙。。。メンバーの気持ちが、じ?んと伝わってきます。昔のスマを知っている人も知らない人にも、ゼッタイ、おすすめです。
スマファンには、ちょっとたまらない本です SMAP20年のさまざまな出来事や「愛ラブSMAP」のプロデューサーさんが語る若き日のSMAPの裏話なんかも入っていて、スマファンには、ちょっとたまらない本です。読んでいるとめちゃくちゃ懐かしくて、夢中になったコンサートの想い出とか、つらかった出来事(脱退、結婚、謹慎と復帰…)とか、当時のことがいろいろと思い出されてきて、思わず涙が、、。何度も本を閉じて、心があの頃に帰ってしまいました。全部のページにファンの言葉が掲載されているのですが、同じ想いをもった人を見つけるとうれしくなります。じつはもう3回読みましたが、これからたぶん何十回も読み直すことになるでしょう。付録の「SMAP年表」が、自分の出来事をSMAPの歴史の中に書き込めるようになっているのが、なんとも心憎いですね。
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[ 新書 ]
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バカポジティブ (ヴィレッジブックス新書 6)
・関根 勤
【ヴィレッジブックス】
発売日: 2008-06-30
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
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・関根 勤
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カスタマー平均評価: 4.5
もっと売れてもいいと思う ずいぶん前に発売されたこの本。
気になっていたんだけど、買う機会を逃していたらいつの間にか新書になっていたこともあり、思い切って購入しました。
読みやすい本です。
関根勤流の笑える(?)オチもついています。
でも、決してネタ本じゃなくて、かといってHowTo本ほど構えていません。
読んだ後には、おそらく眉間のシワが少なくなります。
ポジティブを真っ向から否定する人には勧めません。
『ポジティブになりたいけどなんとなくなれない人』にはすっごくオススメ。
育児書としても良いです。私的にはこれまで読んだ育児書(←多くはベストセラー)より心に響きました。
専門家の理論よりも実体験の言葉は重みがあります。
芸能界だけではなく、普通の人生でも通用する処世術 芸能という能力に於いて、著者を超える芸能人はたくさんいますが、そんな彼が30年以上もこの世界で生き残ってこれた秘訣がここにあったのだ、と本書を読むと感じます。
「とりあえずビール」ではなく、「いの一番にビールを下さい」と言えるこころのありようこそが、うれしい結果を呼び込んで来るのだと言う事を学びました。「謙虚に生きなさい」と言う教訓的な目線で語るのではなく、自然に謙虚さを身につけてしまう物事の考え方と言うのは、実は彼のような考え方を身につける事によって自然に、そしてさりげなく出来てしまうのだと言う事が分かります。
読み終わった後に、こころにじんわりと暖かさがしみ通ってくる感覚がうれしいです。
息の長いお笑い芸人の肯定的人生論 息の長いお笑い芸人の肯定的人生論
著者自身、万人が認める突出した才能がなかった故に
芸人として花開くまでは時間がかかりました
しかし、厳しい芸能界を生き抜くために唯一見つけ出したその生き方は
閉塞した今の時代を生きる普通の人にもきっと役立つはずです
「下手だからこそ、カラオケは盛り上がる」(P39)
「失敗を恥じない」(P50)
「年に1度、ハジける場所を作る」(P130)
「もしも」の話は二転させると腑に落ちる(P186)
特別な才能はなくても、
礼儀正しく、夢を持ち、肯定的に物事を捉えれば
人生をここまで豊かにできるんだ!
..著者は自分の人生をお笑いのネタとしながら
それを教えてくれています
何冊もの自己啓発書を読むより、この一冊! 最近気分が沈み込み、どうにかしたいと思いつつも、心に元気がないので体が動けない状況でした。何か自分を励ましてくれるというか、前向きにさせてくれる本を求めてフラフラと…ポジティブになれとか明るいのが大事とか、自分が必要とする事柄を理解できる本は、山ほどあります。しかし、心が疲れ気味の時に、説教口調やあまりに真面目に語られると、全く内容が入ってこないし、時には怒りすら覚えるのですよね。ただ、この関根さんの本は違いました!どんな宗教本・哲学本・人生訓本にも勝るとも劣らないと私は思います。ユーモア口調で語りつつ、それでいて真剣。まず本のはじまりが、『僕はこう思うけどね』というやんわりしたスタンスなのが心惹かれました。本書の後半は、男性向けのメッセージが多くありました。次回は是非、関根さんが考える素敵な女性の生き方などを書いていただきたいです☆
バカもまた良い 関根さんの人生論です。
一流のお笑い芸人の方だからというよりも、
関根さん自身が文章が上手なんでしょうね。
とてもわかりやすい文章です。
お金持ちになる方法とか自分を変えろとか
ハードルが高い人生論ではなく、
テレビで拝見するいつも明るい関根さんが
どうやって困難を乗り越え前進してきたかが細かく書かれています。
社長さんなどの、ビジネスの世界でバリバリやっている方とは
ちょっと違う言葉がたくさんありました。
『社長はトップにいる人かもしれないけど、
そこに社員がいなかったら「社長」とは誰も呼んでくれないわけ。』
『どんなに小さくても、感動は感動。』
関根さんは自分がどうやったら周りの人が楽しめるかを
常に考えて行動してきたそうです。
奥様や娘さんにもです。
また、関根さんがどれだけ周りの方々に感謝してこられたかが
伝わる内容でした。
これからは関根さんのような芸人さんや、
アーティストの方々の人生論も読んでいきたいと思いました。
「バカになろうよ!」ではなく、
とても普通でほんわかした人生論でした。
派手じゃない「普通の生活」も素晴らしいものなんですね。
そう感じました。
「成功してお金持ちに!」と力を入れていた自分が、
少しリラックスして毎日を過ごせる自分に変わりました。
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[ 単行本 ]
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とりあえず一回ねる。
・YOU
【学習研究社】
発売日: 2007-12
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
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・YOU
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カスタマー平均評価: 5
YOUさんの感覚 私は、YOUさんが好きです。つっこみどころや、感覚的なものが。そんなふうに感じる人は読んでみてください。ぐすっと笑える話ばっかりですよ。私は、ファッション雑誌以外でYOUさんが連載を持っていたのを知らなかったので、ぜーんぶ集まったものを一気に読めるのが四年間の時代の流れも感じられて楽しかったです。
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[ 単行本 ]
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ともさかりえの徒然note
・ともさか りえ
【主婦と生活社】
発売日: 2008-10
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 1,260 円(税込)
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・ともさか りえ
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カスタマー平均評価: 4
自然体でよかった ブログを読んでから彼女のファンになりました。「芸能人なのに、芸能人していないところ」「芸能界を職場、芸能人を仕事」と捉えるところが、浮世離れした感じがしなくて好感が持てます。とは言えい、バックや時計などの身の回りのものはやはり一流ブランド品ですが(^_^;)本はブログを抜粋ではなく、新たな書き下ろしで彼女の日常を綴っています。私は子育て(息子さん)について書かれたページが一番好きでした。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判 3 (映画秘宝COLLECTION 37)
・町山 智浩 ・柳下 毅一郎
【洋泉社】
発売日: 2007-02-26
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
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・町山 智浩 ・柳下 毅一郎
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カスタマー平均評価: 5
できればもっと続けてほしかった 残念ながら、本書をもってファビュラス・バーカー・ボーイズは解散してしまった(一度、「再結成」したが)。面白い映画漫才を提供してくれていたから、惜しい。
2004年から2006年までの毒舌映画対談が収められている。「サンダーバード」から「ディパーテッド」まで網羅されている。
おそらく本書はFBBの3冊の本の中で最高の出来かもしれない。単純に、読んでいて面白いからだ(他の2冊がつまらん、と言いたいわけじゃありません)。様々な映画の見方を教えてくれるいい本だと思う。
「悪口を言いたくて言っているわけじゃない」とはウェイン町山さんの言葉。そりゃあ、そうだろう。「どろろ」「日本沈没(リメイク版)」「愛の流刑地」なんか、いったいどこをどう褒めていいかわからんだろう。私だって前述の3作を続けて見せられたら、スクリーンに放火したくなってしまうだろう。
さっきも書いたが、解散は惜しい。もっと続けて欲しかった。別に、「日本のシスケル&エバート」を意識する必要なんかなかったのではないか、とも思っている。
映画批評の鑑 本当にいい映画とは何か?という大問題をこの1冊で解決できると思います。
これが気に入れば1と2も読まずにはいられなくなるでしょう。
とにかく、笑いっぱなしで読める本です。
ムチャクチャ面白い えーッと、『映画欠席裁判』シリーズは今回初めての新参者です。ウェインさんの本は何冊か拝読してて、尊敬してます(ガースさんの本は評判になった『興行師たちの映画史』を積ン読しました)。このシリーズにも前から興味があったんですが、本屋に行くたびに書棚の前をウロウロし、引っ張り出してはまた戻す、を繰り返してました。ナンかただのバカ話じゃないか、値段に見合う内容あるのか、という疑念が拭えなかったんですね。プチブルのセコさとお笑いください。
えーッと、それで今回とうとう読ませていただいたんですが、ナンだよ、いきなり最終巻かよ! …ま、それは措いて、しかし予想を遥かに超えるバカ話でしたね。これを読んでも、金儲けの足しにはなりません。
しかし、ここまでバカ話に徹するって、スゴイですよね。だって、地雷原を走り抜けるのと同じでハンパに意味深な話題は全部スルーするワケですから、これはものすごく鼻が利かなきゃ出来ない芸当ですからね。あと、ジョークがキツい(笑)。
ところで、ガースさん、Yoshi原作の映画『Dear Friends ディアフレンズ』は、いかがでしたか? 私はあれ、結構いい映画だと思ったんですが…
これで終わりかと思うとちょっと淋しい。 あまり大きな声では言えないが、今、最も発売日が待ち遠しい映画雑誌(笑)「映画秘宝」を、いつも後ろから読み始めるコアな者にとって、ウエイン&ガースコンビによる“FBB”は、いつも楽しく読ませてもらっていた。今回で一応連載が終了し、それに併せて3冊目となる単行本もこれにて打ち止めとなるのは、ちょっと淋しい。でも、10年も続いたんだよね、本当に押しも押されぬ人気シリーズだったんだ。ジャンク映画、B、C級映画への過剰な愛、映画オタクとしての博覧強記ぶり、ハリウッドの超大作や世評高い良心作も、自らの尺度で、カスなものはカスと斬り捨てる潔さ。「宝島」の名編集者として80年代サブ・カルチャーをひっぱり、現在はアメリカ在住で現代社会風俗史に詳しいウエイン・町山智浩と、翻訳家にして気鋭の映画研究者ガース・柳下毅一郎。今作も、その絶妙のコンビネーションからくる破壊的なツッコミの応酬の中繰りひろげられる、どうにも無責任極まりないその裏目読みに爆笑したり、洒落のキツさに思わず引いてしまったり、与太話の合間に瞬時顔を覗かせるインテリジェンスな洞察力の鋭さにムムッと唸ってしまったり、と存分に楽しませてくれる。個人的には、これまた伝説の「写真時代」(笑)に連載されていた平岡正明&上杉清文の「天覧思想大相撲」に続く過激な放談集と評価したいのだが、最後の最後に語られる“映画界”の現状をいつになく真面目に語る2人の会話は、映画ファンとしての切実さとホンネが窺えて、同感の思いと共に、胸が熱くなる。
もう終わってしまうのか。残念至極。
ガースこと柳下毅一郎とウェインこと町山智浩のFBBコンビがおくる映画メッタ斬り談義もこれで打ち止め。二人が映画に関する狂気ともいえるほどの博覧強記ぶりを発揮しつつ繰り広げる罵詈雑言を私はこれまでの二著作で大いに楽しんできましたが、もうその毒舌ぶりに触れられないかと思うととても寂しい気持ちにとらわれます。
本書で印象的だったのは、最近の映画に過剰な語りがあるという指摘です。大ヒット邦画「三丁目の夕日」では、登場人物たちがやたらと心情を吐露する点を揶揄しています。「どうも監督は『全部セリフでわかりやすく説明してやらなきゃ観客にはわからないんだ』と信じてるみたい」(212頁)と見抜いています。映画は映像で語るべきものであるはずなのに、役者の目線や仕草などいくらも表現の工夫はあるはずなのに、最も安易な手法にとびつく点を二人はしかりつけるのです。
こうした語りの過剰さは邦画に限ったことではなく、オスカー受賞作「クラッシュ」でも説明的なセリフが連打されていることに改めて読者の目を向けさせます。限られた上映時間内にあれだけの数の登場人物をまぶした群像劇を仕立てるとなると、セリフに寄りかかって短時間に情報処理せざるをえないのでしょう。サンドラ・ブロックがヒスパニック系の鍵屋に聞こえよがしに差別的発言をする場面に、私もその過剰さを感じて鼻白む思いをしたことを記憶しています。
また映画がテレビの延長になってしまった点を、諦めの念とともに語りあう二人の姿も心に留まりました。「愛ルケ」や「大奥」といったテレビドラマの劇場版がもてはやされている状況を前に「せめて映画評論家はこういうダメな映画を時代の『現象』として観ておかないと。よくできた映画は少数派であって、ダメなのに客が入る映画のほうが今の時代や大衆を象徴しているんだから」(318頁)と、自分自身に檄を飛ばす柳下の姿がまぶしく見えました。
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[ 単行本 ]
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私の人生ア・ラ・カルト
・岸 恵子
【講談社】
発売日: 2005-01
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
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・岸 恵子
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カスタマー平均評価: 5
人生は一度きり ここに寄せられている文章は様々な状況の中や、時代で描かれたものである。
彼女の描く川端康成像、今まで彼をこんな風に描いた人はおそらくいないであろう。彼女に小説家になる事を諦めさせた鋭い眼の持ち主は、後に実に上品で情のある私が想像もできない懐の大きい穏やかな紳士として登場する。見事な文章力である。
又、いつも笑顔で強くて、自分の行動に絶対後悔などしないように思っていた岸さんが実は多くの事に悩み、様々な岐路にたたされ、その事を「叫びながら」後悔し、筆舌尽くせないほどの辛い経験や、きつい思いをされた事も思い知る事ができた。
そして、今尚持ち続けている少女のような感受性の強さやあくなき好奇心や行動力に感嘆する一方、かなりお茶目(ドジ?)な面に大笑いしてしまったり、普通の母親の顔を窺いしれる様々なエピソードもある本当にアラカルトな一冊である。
彼女は決して自分の目で見て感じた上でなくては批判したり意見を述べたりする事を安易にしない人であろう。その上で、先入観だけで彼女を不当に批判した輩(大学教授)に対し新聞に寄稿し公開問答で自分の言いたい事を述べたその姿勢は立派である。
女優として、女として、母として、そして「物書き」として、岸さんはこれからもきらきら輝き続けるに違いない。
憧れの岸さんに少しでも近づきたいという浅はかで単純な考えから、岸さん御用達ブランド(勿論KEIKO KISHIではない)のアクセサリー、一寸苦い思い出のあるペンダントをつけて見た。捨てようとして捨てられなかったそれを全くわだかまりもなくつける事ができたのも、岸さんのように強く、過去と向き合って生きていきたい、という私の気持ちの変化に違いない。
岸恵子さんのエッセイは凄い! 著者の最初のエッセイ”パリの空はあかね雲”以来全作品を読んでいるが、とりわけエッセイが秀逸であり、とぎすまされた感性と美しい日本語表現が読む人を夢中にさせる。彼女の日仏をまたにかけたグローバルな人生経験も勿論貴重ではあるが、それを包み込む人間のスケールの大きさとヒューマニズムがこういう作品をつくっているのだと思う。脳が破壊されたとしか云いようがない殺伐とした事件が多発する今の世の中、久しぶりに心やすらぐさわやかな作品。なかでも”猫たちの反乱”と称するエッセイは抱腹絶倒、草場の陰の夏目漱石もきっと”恐れ入りました!”と絶句するであろう”吾輩は猫である”のパロディーは電車の中では読まないように!
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[ 単行本 ]
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ディズニー・チャレンジ 100
【講談社】
発売日: 2009-04-24
参考価格: 945 円(税込)
販売価格: 945 円(税込)
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カスタマー平均評価: 5
新発見☆ リアル本屋さんで購入!!
わたし、ディズニートリビアとプリンセスの秘密を持っています!
この本には、新しくモンスターズインクについても追加されていて絵を見ているだけでも楽しめます!!簡単なクイズ形式で、ディズニーについての知識を深められますよ!
次は、海外パークについてのこのような本を作って欲しいな・・と思います♪
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